☆楽器について知ろう☆~クラリネット①~

歴史

18世紀の初め頃、ドイツ人のデンナー(Christian Denner 1655-1707)が、シャリュモー(仏:chalumeau)を改造して作成したのが始まり。

シャリュモーは18世紀の後半頃までオーケストラに使用されていたフランスの古楽器で、シングルリードの円筒形木管楽器。

バス・クラリネット等音域の低いクラリネットは、その原型はアドルフ・サックスが考案したといわれています。

基本構造

構造は吹口に近いほうからマウスピースベックとも=唄口)、バレル(=樽 アルト・クラリネットより低い音域のクラリネットではネック)、管体、ベル、となっています。

管体は、ソプラノ・クラリネットより大型のものでは上部管(上管)と下部管(下管)に分割できるものが多く、これより小型のものでは一体型のものが多いが、これは可搬性を確保するためのものであり、必ずしも音色や音質、音程などの面で優れているわけではないです。

このため、ソプラノ・クラリネットでも一体型の管体を有するものが、少数派ではあるが存在する。

全長のほとんどを占める管体の太さは、ほとんど一定。

これが、クラリネット独特の運指や音色を生む原因です(後述)。

クラリネットの名の付く楽器は多く、クラリネット属と総称します。

それらは移調楽器で、それぞれ音域を変えるために管の長さを変えたものであり、運指などは殆ど同じなのです。

クラリネット属の楽器の基準形はソプラノ・クラリネットで、単にクラリネットと呼んだ場合には通常ソプラノ・クラリネットを指します。

ソプラノ・クラリネットの調性は、変ロ(B♭)調が一般的であり、この他にイ(A)調のものがあり、オーケストラなどで多く使われます。

変ロ調の楽器とイ調の楽器は唄口部分が共通であるために、演奏中の持ち替えではこの部分だけを差し替えることもあります。

作曲家によってはそれぞれの管の音色が違いにこだわって、B♭管の曲とA管の曲を書き分けます。

たとえば2曲のクラリネット協奏曲を作曲したウェーバーの曲はすべてB♭管用です。

しかしながら、単に音域や運指のしやすさでどちらの管を使うかを決める作曲家や演奏家もいます。

音域と音色

(以下の説明文でイロハ音名での表記は記譜音を指す) クラリネットの音域は、記譜で中央ハ音の下のホから上に約4オクターブ弱。

クラリネット属は楽器学上、現在の西洋音楽で用いられる中ではパンフルートと同様に閉管構造の楽器であり、長さが同じならば開管の管楽器よりも、最低音が1オクターブ低い。

また、閉管であるために偶数次倍音が殆ど得られず、音波の波形は矩形をしており、独特の音色を持ちます。

他の木管楽器では第2倍音である1オクターブ上の音に同じ、または似ている運指を使うことができるが、クラリネット属では第2倍音が使えないので、第3倍音の1オクターブと完全5度上の音に類似の運指を使います。

すなわち、最低音のホですべての側孔を閉じ、ヘ-ト-イ-ロ-ハ-ニ-ホ-ヘ-ト-イと変ロまで順次開けて行き、1オクターブと完全5度上のロで再びすべての側孔を閉じる。

このとき第3倍音を出しやすくするためにレジスター・キー(他の楽器でのオクターブ・キーに相当)の孔だけ開きます。

上のロの直下の変ロおよびイの音域は頭部の短い部分だけで共鳴するため、「喉の音」(スロート・トーン)と呼ばれ、あまり歓迎されない、他の音域とは異なる音色となります。

喉の音

「喉の音」はブリッジ音域とも呼ばれ、これはデンナーがシャリュモーを改良した際に、基音列と第3倍音列の間を埋めるために2つのキー(十字形に交わっていることからクロス・キーと呼ばれる)を取り付けたために、このように呼ばれています。

そのため、倍音に乏しく、暗くくすんだような音色になりがちです。

標準の運指では、高音域と行き来する場合、たくさんの指を一度に動かす必要があり、また鳴動する管長が著しく変化するため呼気のコントロールが難しいのです。

初心者にとって、喉の音の音質、そして喉の音を含むパッセージの運指や呼気のコントロールは、最初につまづく問題になります。

喉の音の克服方法

楽器の選定
標準の運指で喉の音が豊かに鳴る楽器を選定することが望ましいです(とはいえ、楽器の他の側面のクオリティとの兼ね合いであって、熟達した奏者ならば必ずしも避ける必要はない)。
呼吸法の上達
喉の音の音色は、奏者の呼吸法に大きく左右されます。
そのため、しっかりとした息を楽器に吹き込むことが特に重要。
喉の音を豊かに響かせる練習をすることで、しっかりとした呼吸法を身につけることができ、クラリネットの音域全体の音色を向上させる練習にもなります。
替え指
クラリネットの初心者用として非常によく用いられる教則本「クラリネット学習の為の合理的原則 基礎編」の中で、J. R. グルウサンはごく早い時期に喉の音と高音域とを行き来するための替え指を身につけるように著しています。
これは、運指をスムーズにするだけでなく、音色の向上にもつながることです。

シャリュモー音域

「喉の音」よりも低い音域はシャリュモー音域と言われ、甘美な音色で非常に愛されています。

この呼び名は、そのもととなったフランスの古楽器である前述のシャリュモーにちなんでいます。

シャリュモー音域の下(低音域)は、太く、野性的な響きを併せ持ち、怪しげな雰囲気を出すことも可能です。

クラリオン音域とアルティッシモ音域

「喉の音」よりも高い音域はクラリオン音域と言われ、シャリュモー音域の第3倍音に当たり、明るく開放的で、よく通る音色は金管楽器のクラリオンを彷彿させます。

「小さな(接尾辞et)クラリオン(clarion)」という意味の「クラリネット(clarinet)」という名称もこの音色からきていると思われます。

さらに、シャリュモー音域の3オクターブ上に当たる最高音域(アルティッシモ音域と言われる)があり、比較的細身で、極めて通りの良い音がするが、音程はとりにくく、音質は鋭い。

クラリネット族の楽器

より高い音や低い音を求めて同属楽器が作られています。

クラリネット族の各楽器は、いずれも原則的に同じ運指を用いることができ、ハ調のソプラノ・クラリネットを除いた全ての楽器は通常移調楽器として取り扱われ、ト音記号で記譜される(バス・クラリネット以下の低音楽器はヘ音記号で記譜されることもあります)。

変ロ調のソプラノ・クラリネットよりも高い音域の管の短い楽器は、必ずしも成功しているとは言えず、わずかに高いだけのハ調のものも近年になってようやく実用的になり始めたばかりです。

変ホ調のソプラニーノ・クラリネット(Es(エス・)クラリネット)は多く使われるが、これは、ソプラノ・クラリネットに比べると幾分金属的な音を出す楽器です。

キー・システム

クラリネットの前身楽器であるシャリュモーが一般化しなかったのは、前述のように第2倍音が使えないために、1オクターブと完全5度の音のために異なる指穴を開けなければならず(次の音で同じ指が使える)、それでは指で穴を押さえきれなかったせいです。

キー装置が開発されて、必要なとき以外は常に閉じておいたり、指の届かない穴の開閉を操作できるようになって初めて、1オクターブと完全5度の指穴に対応し、第3倍音との間をスムーズに繋ぐことができるようになったそうです。

指穴の配列並びにキー装置は、現在までさまざまなものが開発されています。

ベーム式

もっとも一般的なのが、ベーム式(フランス式)クラリネットのキー・システム。

1843年にフランスのルイ=オーギュスト・ビュッフェ(L. A. Buffet1885年没)とイアサント・エレオノール・クローゼ(H. E. Klose1808年-1880年)によって、ベーム式フルートのキー・システムを応用して1844年に特許申請し開発されました。

管弦楽、吹奏楽、ジャズなどで広く用いられています。

キー・システムの機構は複雑になってしまうが、比較的単純な運指が実現でき、機動性が高く、初心者にも向いています。

エーラー式

ドイツ式のエーラー式クラリネットは、1812年にミュラー(I. Müller)が開発した13キーのクラリネットを元に、ベーム式クラリネットが発明された約60年後(※1)にオスカール・エーラによって開発されました。

ベーム式クラリネットの利点も取り入れられています。

エーラー式クラリネットにも音色のよさから愛好家は多く、また、特にドイツ人のクラシック演奏者はエーラー式クラリネットを好んで使っているようです。

  • (※1)日本ではエーラー式をもとにベーム式が作られたという間違った解釈がまれに見受けられるが、これは大きな間違い。
  • なぜならエーラー式を開発したオスカール・エーラーが生まれたのは1855年でベーム式が生まれた1839年頃にはまだ生まれていないからである。
  • また、ベーム式はドイツ式の亜種という意見も稀に見受けられるがこれは不適当な意見で、ベーム式クラリネットは独自に開発されたものという解釈が適当であるといえる。
  • ベーム式によってフランスでは多くの小品やソナタが生まれた。

そのほかのキーシステム

また、オーストリアではウィーンアカデミー式という楽器が使用されています。

アルバート式のキー・システムは最近はあまり用いられておらず、音色はベーム式やエーラー式とは明らかに異なる。

もともとはクラシックでも使われていたらしいが、ベーム式やエーラー式のクラリネットに混じって演奏すると目立ってしまい、また、大きな音量が出る。

アルバート式のクラリネットは、ニューオーリンズ・ジャズ、ディキシーランド・ジャズといった古いスタイルのジャズを演奏するときによく用いられていました。

現在でも古いスタイルで演奏するときに用いられることがあるようです。

リフォームド・ベームとは、エーラー式キー・システム用に設計された管に、ベーム式キー・システムを実装したクラリネットのこと。

エーラー式の音色のよさとベーム式の機動性ある運指とを兼ね備えています。

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☆楽器について知ろう☆~サクソフォーン~

1840年代にベルギーの管楽器製作者アドルフ・サックス(Antoine-Joseph 'Adolphe' Sax)によって考案されたものです。

1846年に特許を取得していて、saxophoneの名は彼にちなんでいます。

一般には真鍮で作られるが、銀や銅が使われることもあります。

ラッカーで塗装されているものが一般的ではあるが、銀・金・などでメッキされたものも多いです。

また、鏡面仕上げが一般的だが、艶消し仕上げのものも存在します。

その他にも、ブラック・ラッカー仕上げ、アンラッカー仕上げ、ニッケルメッキ、プラチナメッキ等、さまざまなバリエーションが存在します。

吹奏楽団における木管楽器と金管楽器の橋渡しを目的に開発されました。

木管楽器の運動性能の高さ、金管楽器のダイナミックレンジの広さを兼ね備えています。

クラシック音楽からポップス、ロック、ジャズに至るまで、様々な分野の音楽で用いられ、吹奏楽やビッグバンドには欠かせない存在です。

オーケストラにも曲によっては参加することがあります。

ソプラノ、アルト、テナー、バリトンの4本のサクソフォーンで演奏されるサクソフォーン四重奏は、音色の均一性やアンサンブル能力の高さが弦楽四重奏にも匹敵すると言われ、クラシカルサクソフォーンの代表的な合奏形態のひとつです。

サクソフォーン四重奏のためのオリジナル作品も多数存在します。

様々な種類と大きさのものが存在します。例を挙げてみましょう。

ソプラノ、アルト、テナー、バリトンの4種がもっともよく使われます。

クラシカルサクソフォーンにおいてはアルトが標準的な楽器として用いられているが、ジャズ、ポピュラーミュージックにおいては、アルト、テナーの存在は同列と考えていいでしょう。

ソプリロ (soprillo saxophone)
調性は変ロ(B♭)調。
演奏される機会は滅多にないです。
ソプラニーノ (sopranino saxophone)
調性は変ホ(E♭)調で、実音は記譜より短3度高い。
演奏される機会は少ないが、サクソフォーンのアンサンブルなどで用いられることがあります。
またジャズプレイヤーが、持ち替え用の楽器として使用する場合があります。
ソプラノ (soprano saxophone)
調性はアルトよりも完全5度高い変ロ(B♭)調で、実音は記譜より長2度低い。
サクソフォーン四重奏においてはリーダー的存在です。
また、テナーと同じ調性であるため、ジャズなどではテナー奏者が持ち替えて演奏することが多いです。
柳澤管楽器がネックが少し曲がっているカーブドネックの楽器を発売してから、本体が直管でネック部分だけがやや曲がったものがかなり一般的になってきたが、本来はネックも本体も直管です。
アルトサクソフォーン同様全体が曲管である楽器(カーブドソプラノと称する)も存在します。

オーロクローム (aulochrome) ( en:Aulochrome)        

通常の音色で(特殊奏法の重音ではなく)同時に2つの音を出せる、二重ソプラノ・サクソフォーン。

フィリップ・ボスマンがこの楽器のために「ファンファーレIII」という協奏曲を書き下ろし、2002年にパリのラジオ・フランスでの演奏会、次いで2003年にブリュッセルのアルス・ムジカ現代音楽祭にて披露されました。

アルト (alto saxophone)
調性は変ホ(E♭)調で、実音は記譜より長6度低い。
標準的な音域はヘ音記号のレ♭(D♭)から約2オクターヴ半上のラ♭(A♭)まで、ハイF#キーを備えるものはその半音上のラ(A)までを演奏することができる。
サクソフォーンの中で最も標準的な楽器。
クラシカルサクソフォーンのための独奏曲、協奏曲はほとんどがアルトサクソフォーンのために書かれています。
また、ビッグバンドのサクソフォーンセクションはアルトがセクションリーダーを務め、主旋律を奏でることが一般的です。
テナー (tenor saxophone)
調性はアルトよりも完全4度低い変ロ(B♭)調で実音は記譜より1オクターヴと長2度低い。
標準的な音域はヘ音記号のラ♭(A♭)から約2オクターヴ半上のミ♭(E♭)まで、ハイF#キーを備えるものはその半音上のミ(E)までを演奏することができる。
アルトの次によく使われる楽器で、演奏者も多い。
男性的かつ豪快な音色を持つことから、ジャズ、ポピュラーミュージックでは幅広いジャンルでソロ楽器としても重用されています。

C メロディ (C melody saxophone)

アドルフ・サックスは当初2つのファミリーのサクソフォーンを考案しました。
すなわち、現在使われているE♭管-B♭管ファミリーの楽器と、F管-C管ファミリー。
F管-C管の楽器はほとんど製作されなかったが、C管テナーがメロディサックスというニックネームで存在していました。
調性はハ(C)調で、実音は記譜より1オクターヴ低い。
20世紀前半には製造されていました。
アルトとテナーの中間の音域ではあるが、あくまでテナーとして位置づけるべきでしょう。
また、C管でピアノやギターやオルガンの実音譜をそのまま演奏できたため、アマチュアや教会音楽用に好まれました。
現在は製造されていないが根強い愛好家が存在し、レストアされたビンテージ楽器が流通しています。

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☆楽器について知ろう☆~トランペット~

トランペット(英:Trumpet/伊:Tromba…トロンバ/独:Trompete…トロンペーテ)は、金管楽器の一種。略称は「Tp」「Trp」「ラッパ」「ペット」など。(FA-MAS(アサルトライフル)の日本での愛称。)

管の全長に対して円筒部分の割合が大きく、多くは長円状に巻かれ、その中ほどに3つ(タイン社他の製造によるものは4つ)のピストンまたはロータリー式のバルブを備えます。

この楽器の調性には様々なものが存在しますが、最も一般的なのは変ロ調(B♭管)とハ調(C管)です。

管長による分類

現在のトランペットはB♭管が標準です。

(管長約147cm)之よりも短いものをショートトランペットとも呼び、約65cmのC管迄が一般的です。短い方からのC管、B♭管、A管については、ピッコロトランペットと呼ばれます。

大抵は、一台のトランペットにオプションパーツの組み合わせで調子が変えられるようになっています。

長いものは、アルトトランペット(管長2m前後)やバストランペット(管長3m)と呼ばれる。

ショートトランペットのE♭管をソプラノトランペットと呼ぶこともあるが、もっぱら調子で呼ばれています。

演奏できる音域が狭くなるので、第4バルブを備えて補うモデルもあります。

標準のB♭管の長さのものを二重巻きにして、サイズを小さくしたものをポケットトランペットと呼びます。

コンパクトで携帯に便利だが、吹奏に多少の抵抗感があるようです。

標準のB♭管は音程がもっとも安定しているので、初心者(特に楽器自体初めての人)はB♭管から始めることが推奨されています。

ただしB♭管であっても、指使いで正確な音程が保証されるものではないです。

ショートトランペットは姿をB♭管に似せると、サイズが小さくなるので、第一バルブからベルまでをB♭管に合わせた形をロングモデルとも呼びます。

機構による分類

現代のトランペットはそのバルブの構造によって、ピストン・トランペット、ロータリー・トランペット等に分類できます。

ピストン・トランペット

ピストン・バルブを使って管長を変化させます。

現在、日本、アメリカ、フランスなどで最も一般的に使用されています。

一般に「トランペット」と言ってイメージされるのが、このピストン・トランペット(B♭管)であり、音が目立つので良くソロに用いられます。

ロータリー・バルブに比べて故障しにくいです。

ロータリー・トランペット

ロータリー・バルブにより管長を変化させます。

ドイツ、オーストリア、オランダ、北欧などでよく用いられます。

日本でもオーケストラでは演奏する曲によって(主にドイツ音楽で)用いられる場合があります。

一般にピストン・トランペットと比べ、重厚で厚みのある音色を持ち、音が柔らかく飛び出さず、弦楽器とよくブレンドします。クラシック音楽で用いられています。

スライド・トランペット

ソプラノ・トロンボーンと形状が似ているが異なる。

機構はトロンボーンと同一で音域が一般のトランペットと同じで多くは用いられませんが、ポルタメントやグリッサンドを効果的に使いたい場合に用いられます。

比較的構造が簡単で安くできるのでドイツなどで作られています。

ジャーマン・ブラスではこの型で更に「ピッコロ」や更に鉛筆ぐらいの「ピッコリッシモ」も作らせ、余興に演奏し好評を博しています。

シグナル・インストルメント

機能はビューグルに近いが、ベル(朝顔)は2個から4個付いていて、それを1つから2つのピストン・バルブで操作します。

マウスピースはトランペットのものを使うのでここに挙げます。

ドイツの楽器店でよく見かけられますが、使用例はスライド・トランペットのようにほとんど聞かれません。

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☆楽器について知ろう☆~ドラムセット~

ドラムセットは、大小様々なドラムやシンバル等の打楽器を一人の奏者が演奏可能な配置にまとめたもの。通常椅子に腰掛けて演奏する。主にポピュラー音楽で使用される。ドラムキットドラムス、ドラムセットの楽器パートや演奏者(ドラマー)を表す言葉としてドラムスとも呼びます。

ドラムセットに組み込まれる打楽器類の種類や数は、奏者の好み・音楽的方向性・経済的事情等により多種多様です。

バスドラム

Bass Drumと表記することから「ベースドラム」「ベードラ」「バスドラ」と呼ぶ場合もあります(欧米ではむしろ「ベースドラム」と呼ぶ方が一般的)。

いわゆる大太鼓。他に「キック」(Kick)と呼ぶこともあります。

右利きの場合、奏者の右足側の床に横倒しに設置し、ペダルを踏んで演奏する。音をミュートしたい場合はヘッド(皮)に穴を開けて使用します。

フロアタム

床に直接置くので「フロア (floor) ・タム」と呼ばれます。

右利きの場合、奏者の右側に設置するのが一般的。

大口径のタムで代用する場合もあります。並び順はタムと同様。

スネアドラム

奏者の目の前、膝の高さに専用のスタンドで設置します。

サイドドラム」と呼ぶ場合もあります。いわゆる小太鼓。

スネアサイド(スネアドラムの裏面のヘッド)にスナッピー(スナッピーは日本独自の言い方で、通常はスネアと呼ぶ)と呼ばれるスチールないしブラスなどの金属製の響線が装着されている事が最大の特徴です。

胴の深さは一般的に5インチ(約13センチ)前後、口径は14インチ(約36センチ)が主流であるが、胴深6インチ以上のスネアや、胴深3~4インチ程度のスネア、口径が13インチ以下のスネアなど多種多様であり、薄めのスネアは「ピッコロスネア」とも呼ばれています。

トムトム

ドラムセットでは「タム」と呼ぶのが一般的。

バスドラムやシンバルスタンドに取り付けたホルダーまたは専用のスタンドを使い、バスドラムの上付近に設置します。

複数設置する場合は右利きの場合主に左から右へ小さい順に並べるのが一般的。

ごく一般的なセットでは、通常二つ(ハイタムとロータム)を設置するが、ハイタムのみを配した、いわゆる「3点キット」と呼ばれるシンプルなセット構成(ロック等にもよく使用される)も人気がある他、高橋まこと(元BOØWY)真矢(元LUNA SEA)、テリー・ボジオ、大久保宙のようにタムだけで10個以上を配するセットを組む奏者も存在します。

ハイハットシンバル

右利きの場合、奏者の左足側、スネアドラムの直近に専用のスタンドで設置します。

またワイヤーを使って奏者の右側や自由な位置に設置するリモートハットもあります。

また、ツー・バス演奏時に左足を使用できない状態で、クローズ音が欲しい場合や、常時ハーフ・オープンの音が欲しい場合に使用するクローズド・ハットといったものもあります。

通常は(左側に設置している場合)腕をクロスさせて右腕で叩く(クロスハンド奏法)が、ビリー・コブハム、サイモン・フィリップス、レニー・ホワイト、カーター・ビューフォード、ジョン・ブラックウェルJr.、フリオ・キリコ、ドン・フェミュラーロ、茂木欣一(フィッシュマンズ、東京スカパラダイスオーケストラ)や畑利樹(東京事変)など、腕をクロスさせずに左腕で叩く(オープンハンド奏法)奏者も存在します。

シンバル

設置にはスタンドを用いります。

ライドシンバル(トップシンバルとも)やクラッシュシンバル(サイドシンバル)、エフェクトシンバル(チャイナ、スプラッシュ、ベル、ゴング、カップチャイム、重ねシンバル)などがあり、ライドシンバルはフロアタムの上付近に設置するのが一般的。

その他のシンバルの配置は奏者の好みによりますが、一般的にライドシンバルはリズムをキープする目的で使われ大口径(主に20インチ~22インチ)で厚い。

クラッシュシンバルは曲中でアクセントを付けるときに使用されます。

一般的にライドシンバルより小口径(主に16インチ~18インチ)で薄い。

ドラムスティック

ドラムはパフォーマンスの延長として手で叩く場合もあるが、主にスティックといわれる撥(ばち)が用いられます。

一般的にはヒッコリーで出来たものが多く、メイプルやオークで出来たものもあります。

少数派としてアルミ製、プラスチック製、ファイバー製のものや、内部に発光体を入れたものなども存在します。

木製のスティックの先端(チップ)には木製のものが一般的であるが、ナイロン製のものも各社から販売されています。

スティックに似たものでブラシやロッズと呼ばれる細い棒を束ねたもので演奏する場合もあります。

より優しい表現が求められた時、ブラシやロッズが用いられることが多く、逆により太く重い音を出したい場合、先が球状になったマレットで演奏する場合があります。

その場合はドラムスキンを破損しないよう、たいていマリンバ用に準じた柔らかいものが用いられます。

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☆楽器について知ろう☆~トロンボーン~

トロンボーントロムボーン)は中型の金管楽器。

2つの長いU字型の管を繋ぎ合わせた形状を持ち、通常、その一部(スライド)を伸縮させて音程の高低を生み出すのです。

一般的な調性は変ロ調(B♭)である。クラシック音楽やジャズをはじめ、多くの分野で使用されます。

イタリア語でTrombone、英語・フランス語ではTrombone、ドイツ語でPosaune、中国語では长号(長號)、ロシア語ではТромбон。←読めませんよね(笑)

そもそもラッパはイタリア語でTrombaであるが、より大きなものを表す際に語尾変化によって派生語を生み出す拡大辞-one”を付けたのが語源であり、Tromb(a) + one = Tromboneは「大ラッパ」という意味に該当します。

略称は「Tb」,「Trb」,「Tbn」,「Pos」などが見られるが、「Tb」だと“Tuba”の略記と、「Trb」だと“Tromba”の略記と混同されうるため、特にクラシック音楽の分野では「Tbn」または「Pos」の略記が推奨されます。

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☆楽器について知ろう☆~フルート~

フルート(Flute)は木管楽器の一種。

リードを使わないエアリード(無簧)楽器であり、唇から出る空気の束を楽器の吹き込み口の縁にあてることで発する気流の渦(エッジトーン)を発音源とします。

現在、一般にフルートというと、数々のキー装置を備えた、オーケストラに用いられる横笛を指しますが、古くは広く笛一般を指しました。

特にバッハなどバロック音楽の時代にあっては、単にフルートというと、現在一般にリコーダーと呼ばれる縦笛を指し、現在のフルートの直接の前身楽器である横笛を指すには、「横の」(トラヴェルソ)という形容詞を付けて「フラウト・トラヴェルソ」と呼ばれていました(単に「トラヴェルソ」と略されることもあったそうです)。

現代では、ごく少数のグラナディラ(黒檀とは別物でクラリネットの管体にも用いられる)などの木製楽器を除いて、通常は洋銀、銀、金、プラチナなどの金属で作られるが、歴史的、構造的に、金管楽器ではなく、無簧の木管楽器に分類されます。

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